市民のとても大きな関心事であった浜田市議会議員定数議論が決着を見ました。
現在24名の定数に関して「議員定数等議会改革推進特別委員会」において本年1月21日より18回の委員会議論、市民アンケートを参考に大いに議論をして参りました。全国的に議員定数削減の流れの中で、私は20年前から議員定数の望ましい数は18名程度と提唱しています。理由としては定数は現在より何人削減するかという削減論ではなく、何人必要かという積み上げ論で議論すべき問題であると考えています。

今回の議論には残念ながら議長としては採決に加わることができませんでしたが、特別委員会における定数議論の考え方を議長としても委員会の皆様に話をさせていただいています。そのような状況の中で委員会が提案した次回選挙から定数を22名とする提案が賛成多数で可決されたところです。市民の方から、アンケートにおける望ましい定数は18名という集計が出ていることに対して、どうしてもっと反映されないのか?とかコロナ禍において財政的に厳しい中議員も削減して行政のスリム化をはかるべきとの意見や様々です。

やはり多くの市民の方々から、議員が何をやっているのか見えない!よってその必要性に関して疑問だとの声が多数寄せられているのも事実です。ただ財政面で考えると正規の市職員のスリム化がはるかに効果的ですし、本気で市政推進にあたっている議員が多くいれば地域の活性化にも繋がります。つまり適正な定数の考え方は非常に多岐にわたり正解はないでしょう。ただ市民に寄り添う議員としては市民の感覚をしっかり感じつつも市民に納得される議員活動を行わなくてはならない大義があります。その大義が果たせないときは議員の存在価値が問われるのでしょう。

私も議員定数の議論を通じて多くの市民の方々の気持ちに触れることができました。地域から必要とされる議員として全力で切磋琢磨しながら、市民目線で市民との距離をしっかり埋めて魅力ある「まち」を創造できたらと思います。