私が理事長世界大会会場を務めるNPO法人A-GENERいわみでは以前から交流人口、短期ステイ人口を増やすために、日本語学校を設立しようと試みています。
現在中国の富裕層家庭の子供さんが日本留学を希望し、日本語の更なるスキルアップのため日本語学校に入学しています。
私どもは、大阪の大学と連携し大阪という大都会の日本語学校に入学する生徒を短期間浜田市に来ていただいて浜田市の日本語学校で学んでいただこうという計画を持っています。そのために、先月中国・天津で行われた日本語・日本文化の研究に関する世界大会に参加して日本へ留学生を送り込んでいる世界各地の大学の教授陣とのネットワークを構築するため訪中しました。(写真:世界日本語教育研究大会会場より)
8月20日 関西空港から一路北京へ。そしてタクシーで中国新幹線北京南駅まで行き新幹線で天津まで向かいました。まず驚きは、新幹線の駅はまさに東京駅を巨大化させたようなスケール。とても綺麗で圧巻。さらに、入場時に身体検査、金属探知機、X線検査を受けます。飛行機より厳しい。時速は中国高速鉄道事故のあとで少し控えめ運転らしいですが、300Kmはでていました。
当日は会場である天津外語大学で9,000元の登録料を払い、夜の懇談会に出席。(現在1元は13円に相当)懇親会では世界各国の日本語研究者や学長と名刺交換し今後の交流について懇談させていただきました。驚いたのは帰国してPCメールをチェックしたら多くのメールが世界から届いていました。
翌日は天津外語大学で様々な講義や研究者の発表、パネルディスカッションに参加。参加研究者は楽に2,000人を超えていました。夜は天津の迎賓館のような場所で1,000人のパーティが開催されそのスケールに腰が抜けました。
その夜関係者と夜の天津を散策。数十階の高層ビルと昔ながらの古ぼけたお店が混在する大都市。近代化と以前の中国が同時進行している躍動の町。それが印象です。人口は1,000万人を超え、伊勢丹をはじめヤマダ電機等多くの日本企業が頑張っています。お約束のケンタッキーやマックも元気。マックは「麦当労」と読み方で当て字です。各交差点の四隅にスターバックスが出店していたのは不思議でしたね。回転すしもあって一皿7元均一。味はおしてしるべしですが、お金を払ったあとお礼の一言もなく無愛想。また人より車が大切らしく歩行者の保護はまったくありません。収入格差も激しいらしく学生は高い給与を得るためよく勉強しているようで日本とはかなり雰囲気が違います。
とにかく文化的衝撃と期待通りの交流ができた2日間で、今後の活動に反映させていきます。