2月9日 県立大学コンベンションホールで待望の「石見神楽広域連絡協議会」設立総会が開催されました。この会は、石見神楽の保存・継承促進のため、関係団体の広域連携により石見神楽振興施策に係る制作議論の実施、情報交換、および情報の共有を目的として立ち上がりました。

地域の振興策のために石見神楽の有効活用は極めて重要な視点です。さらに石見の一体感ある地域再生のために石見ブランドの創造は不可欠。今回の立ち上げは、石見神楽団体の緩やかな結束を作ることにより石見の一体感と石見神楽自体のグレードを地域をこえて上げることに大きな一歩といえます。
協議会の総会を無事終え、初代会長に江津市長が就任。石見神楽振興に係るビジョンの不足、行政と神楽団体との意識の共有不足を解消するために、今後の会の取組に期待がかかります。また当日は「石見神楽の振興に向けて」と題し、パネルデスイカッションが開催されたところです。パネリストは石見神楽亀山社中・大下一匡、石見神楽保存会久代社中・神田惟佑、土江こども神楽団・楫義行、有福温泉神楽団・伊藤康則。コーディネーターグラントワ館長・末成弘明。(敬称略)それぞれの立場で活動状況をはじめ現在抱える悩みや石見神楽の発展のための方策を熱く語られたところです。この会がなくてはならない会にするためには関係者自体の努力がとても大事なことだと感じています。私は浜田市の子供神楽団体である「どんちっちサポートIWAMI」の代表として参加させていただきました。