11月30日浜田市議会において22回の委員会を積み重ね議論してきた来年10月に行われる浜田市議会議員選挙における定数を議論してきました。全国的に定数削減の嵐が吹き荒れる中、市民の大きな関心事項として注目を集めています。この22回の委員会を通じて様々な角度から議論を重ねましたが、次の3点を確認し更なる議論を進めてまいりました。
≪確認事項≫
(1)全体で選挙を行う(選挙区の一本化)
(2)定数の上限は28とし、それ以下の定数を模索する。
(3)現在の定数からどの程度削減するかという視点ではなく、構成する常任委員会の委員会定数を議論しその数に3を掛けたものに議長1名を加えた数を基本とする。
その後議論の争点は、浜田市と類似した都市と面積、財政力、委員会における構成人数等です。また浜田独自の自治区制度を考慮した定数、若者が立候補しやすい定数という観点からも議論を行ったところです。最終的には、なんといっても「人口」という観点が一番重要であると感じたところです。その人口による比較ですが、人口5万人から7万人の平均議員定数は21.9名で22名という定数がよりベターではないかと私が所属する進風クラブでは結論を出しました。以下基本的な定数に関する考え方を示したいと思います。(実は私はこの特別委員会の委員長であり、個人的な意見は言えませんし、定数の具体的な数も述べることのできない中立の立場にあります)
≪基本的な考え方≫
(1)議員定数は法政参事が指摘するように偶数とすることが望ましい。
(2)今まで人口、面積、財政力指数、自治区制度を検討の考慮にいれてきたが、人口による比較は市民アンケートをみてもトップの判断基準いえる。また定数を一定数確保すると自治区制度への配慮は選挙を見ても相関関係は感じられない。
(3)全国で6万人程度の類似団体の平均定数は21.9名であるので、この数字と大きく乖離した定数は常識的に問題がある。
(4)委員会定数は全国的に調査すると6名~9名が主流であり、6名と9名を基本と考えると其々18名、27名なり、18名は各種委員会や議会報告会運用において多少マンパワー不足は否めない。27名は現在とほぼ同数で改革を進める上で市民の理解は得られない。よって委員会定数は7名もしくは8名が順当と考えられる。
(5)今回行われた市民アンケートの結果は回収率10%を超え、これは統計学に考えても十分な市民繁栄の数字と捉えられる(県立大学別枝教授からも意見聴取済)。よって市民からの定数20名、22名、18名の回答は重く受け止めるべきである。
(6)結論として、委員会定数7名、8名をベースに考え、その数字と市民アンケートの最も多い定数の値と乖離が少ない事が望ましく、結論として委員会定数7名として3委員会を乗じ21名とする。それに議長1名を加え全体として偶数の22名とすることが今後の市政運営を考えた場合最適と考えるものである。
11月30日の議会において委員会で多数決により決定した24名を私が提案し皆さんの賛同をいただくということになります。しかしながら本会議場では個人一人ひとりの考えを述べる場です。提案者が提案を否決するのは違法ではないものの、委員会運営自体に波紋を投げかけます。それを踏まえた上でこの定数問題は個々の身分にも関わり、私自身内部批判を受けつつも自分の信念を通すこともあり得ます。この動きを見守っていただきたいです。私たちの町の未来のために!