6月24日長浜小学校を会場に「第15回いわみ子供神楽フェスタ」を開催しました。思えば15年前、地域の伝統文化「石見神楽」の後継者が深刻化。地域の財産である「石見神楽」の存続に黄信号が灯りました。これに対して、後継者育成と青少年健全育成の観点から、子供たちが主役となれる大会、また子供たちの目標となる大会を作りたいという想いを持つ人間が集まりこの大会が誕生しました。
現在定住化が議論されていますが、神楽を舞いたいために地元に残る若者が意外に多いことに驚いています。彼らは小学校の時に、この大会にでたことがあると口をそろえて言ってくれます。この大会が少しでも若者の地元在住に寄与できたのではないかと実行委員会として自負しています。
さて今回は浜田市立長浜小学校の竣工記念としても位置付けました。長浜地区は石見神楽の発展にも寄与した神楽面の基礎となる長浜人形誕生の地。私としても感慨深いものがあります。当日は延べ1,000人を超える来場者をいただき、12社中の子供たちが舞台の上で大人顔負けの演技を披露してくれました。今後子供達には、石見神楽を通じ子供たちの郷土愛の育成、大人とのふれあい、そして神楽人として最も大切な礼節を学んでほしいと願うばかりです。来場していただいた方々、協力していただいた方々、そして神楽関係者の皆様には心よりお礼申し上げます。