3月6日浜田准看護学校を26名の生徒が卒業しました。彼らの中には、仕事をしながら勉学に勤しみ無事免許取得を達成し新たな世界へ飛び込む者も少なくありません。現在の高齢化社会においては、医療・福祉は欠かすことのない生活の生命線です。それを支えるのが医療関係者、福祉関係者ですが当市においてその充足率は十分なものとは言えません。
私は昨年の市長選挙で「安心の浜田市」の実験のためには医療・福祉の充実は不可欠であり、その推進戦略をいくつか掲げました。「中学3年生までの医療費無料化」「医療スタッフの充足」等がその一部です。浜田市はリハビリテーションカレッジ島根、浜田高等看護学校、浜田准看護学校等多くの医療スタッフ育成機関があるにもかかわらず、医療スタッフ不足は否めません。今回26名の卒業ですが地元浜田に残っていただけるのは1名で、他市の教育機関に進学する卒業生も多数です。今後地元に残っていただける卒業生が増加することを願って止みません。そのための課題も多数ありますが超えていかなくてはならないと思います。
私も薬理学講師として数年前からかかわっていますが、学校自体の運営も多くの方々の協力で成り立っています。今後の今以上の行政支援も期待したいところです。本当に今回の卒業おめでとうございます。皆さんの未来が輝いていくことを祈ります。そして多くの皆さんの健康づくりに貢献していただきたいと思います。