先日浜田市弥栄町の小坂地区で生産組合によるイベントが開催され参加した。現在弥栄町でも農業のみで生計を立てることは極めて困難で、どうしても兼業農家として生きていくしかないとのことでした。単独で農機具を購入することはさらに負担を背負うことになり、生産組合では共同でトラクターやコンバイン等を購入して負担軽減を図り、より効率的に農業を実践しています。平均年齢は50歳と今はなんとか活動できても将来に大きな不安を感じられておられます。
さて今回小坂地区において清らかな山水で育った地域のブラント米(稲守米)を使った「焼き米」づくりの体験イベントが実施された。「いもりまい」と名づけたのは、いもりがきれいな水の中で繁殖し田んぼの守り神といわれたことに由来している。この米を釜で煎って作るのだが昔は保存食として作られていたらしい。食べ方は焼き米に少し塩を入れて熱いお茶をかけて食べる。香ばしい香りが立ち込めて柔らかいご飯へと変身します。昔の人の知恵は素晴らしいと思います。
私も臼で籾殻付きの米を杵で必死につきました。いい汗をかき、日ごろ食べることのない焼き米を食した貴重な体験でした。この地域のブランドである稲守米をさらに広めることは地域の資源をまた一つ育てることであり、地域の元気づくりに貢献するものと信じ率先してPRしていきたいと思っています。皆さんも一度食しては?