先月29日から30日にかけて佐賀県唐津市に行政視察に赴きました。唐津市は人口13万4千人。その名は神宮皇后が三韓遠征の船出とした地であるとされていることに由来されているとされ、豊臣秀吉の朝鮮出兵の港としても有名です。視察内容は「図書館調査」と「子育て支援施策」の2点。宿泊は水産戦略でかつて浜田市も参考にした呼子で「烏賊料理」を堪能しました。また呼子の朝市は日本三大朝市と称され、その魅力も体験してきたところです。

初日は唐津市子育て支援センターを訪問し、唐津が目指す子育て支援施策を調査しました。浜田市において少子化対策の一環としての「子育て支援」は極めて重要な課題。唐津市では子育て支援センターの運営を「NPO法人子育て支援情報センター」に委託しています。具体的には緊急で支援が必要な場合には、子育て緊急サポート「ラビットくん」、病気が回復していない子供のサポートは病後時保育「しろくまくん」とメニューも豊富です。特徴的なことは、これらのサポート体制に協力しているボランティアの方々のネットワークを活用して地元の特性を生かした子育て支援を展開していることです。浜田市の子育て支援に民間活力をさらに強力に活用する必要性を感じたところです。

次に唐津市近代図書館を訪問。この図書館は一階が美術館として機能している独創的な図書館です。場所は唐津市の駅前で、場所の決定はアクセスの良さを優先し市民の意見を聞きながら市長が決定。コンセプトは「生涯学習の中核施設」で、私も今後浜田市の図書館はすべての人々の学習の場であり癒しの場所でなくてはならないと考えています。また図書館運営はすべて民間委託をするという方針で市長も当選したようですが、現在4階の子供スペースのみ民間委託とのこと。いずれにしても今後の図書館運営は民間の活力が不可欠と考えます。短い期間の視察でしたが、今後の浜田市の課題解