全国的な「コロナ禍」が一向に沈静化する気配がないまま、暖かい春を迎えてしまいました。今年の桜は各地において1953年の統計開始以来、最も早い開花日を更新しているようです。これも地球環境の変化が関わっているのでしょうか?しかしながらコロナウイルスの変異株のクラスター発生等、緊急事態宣言が終了後も「第4波」と称される新型コロナウイルス感染拡大が猛威を振るい、私たちは平穏な日々を送ることも健全な経済活動を行うことも厳しい状態です。
現在多くの国民、地域住民の皆様は感染防止対策に全面的に協力し、笑顔で触れ合う日常生活が一日も早く訪れることを願っています。ただ、頼みの綱ともいえる「コロナワクチン」接種は中々進まず、政府の飲食店を中心とした事業者に対しての経済支援には虚しさを感じます。しかしながら、この難局を乗り切らなければ明日ありません。私も医療関係者の端くれですが、医療関係者も懸命な医療活動を続けています。一人ひとりができることを確実に実行し、お互い支えあいながら元気を取り戻せる日を待ちたいです!
さて私も議長職として4度目の春を迎えます。昨年コロナ禍の影響で地域行事や出張がほぼ全滅状態でした。たしかに様々な案件や自分自身と向き合うための時間は取れましたね。また石見神楽の奉納、上演も中止が続き本当に寂しい1年でした。令和3年度こそは、少しでも前に進むことができたらいいですね。以前のような社会には戻れないかもしれませんが、「コロナウイルス」は私たちに危機管理の重要性を痛いほど教えてくれ、「分散型ネットワーク社会」という新しい社会の形を与えたのかもしれません。その影響で学校教育も変わろうとしています。「GIGAスクール構想」がそれです。とにかく社会は大きく変化を始めました。自治体の議会も変わらなくてはいけません。地域住民と議会の距離をより縮める努力をしてまいります。是非皆様のご意見をよろしくお願いいたします。
ちなみに、4月1日より「中国市議会議長会会長」「全国特定第三種魚港議長会会長」に就任いたしました。中々中央での会議はコロナウイルスの関係で実施されず、リモート会議や書面決済が中心となります。しかし与えられた職務はきちんと果たしていきたいと決意をあらたにしております。
川神 裕司