とても天気のよい6月5日の浜田港。浜田港においては初めて潜水艦救難艦「ちはや」が入港いたしました。朝9時より歓迎式典を行い、その後艦内見学。そして一般公開され多くの市民が初めて見る潜水艦救難艦に興味深々の様子でした。

「ちはや」は日本に二隻しかない艦で、潜水艦が沈没した際に出動してその乗組員を救助する特殊艦です。この艦は前後は当然のこと左右にも走行できる特殊仕様となっており、船底が開き「深海救難艇」が発進し作業終了後帰還した際、同じ位置を保ち艇を回収することが可能になっています。救難艇は長さ12mで二人乗り。ソーナーとカメラを駆使して沈没した潜水艦を捜査します。

一回の回収人員は7名程度だそうです。今までの実践はまだ一度もないということで、過去沈没した潜水艦はなかったということになります。しかしながら日々最悪の場合を想定し訓練は怠っていないということでした。

まさに国の守りの後方支部隊です。今回防衛協会としても強い働きかけを海上自衛隊に行い実現しました。港湾活用、国防意識の高揚のためにも防衛協会副会長の立場として護衛艦等の寄港誘致に全力をあげていきたいと思います。写真は「ちはや」の前方部分と、艦長とのツーショットを掲載しています。